南部鉄器のやかん

実家からもらってきたアルミのやかんの底が変色してしまいました。

たぶん、電磁コンロの余熱で空焚きされたせいで、塗装か皮膜かわかりませんが、表面が傷んでしまったのだと思います。色が変わっただけではなくて、水を入れると水面に油が浮くようにもなってしまいました。何の油かはわかりません。

しばらくそのまま無理して使い続けたのですが、それで湯を沸かしてお茶を飲むと、胸がむかつくというか、何か気分が悪くなる始末で、そういえば昔、アルツハイマーの原因はアルミである、というような話をテレビかなんかで聞いたような気もしますし、これはちょっとやばいのではないのか、と思い、一思いにそのアルミのやかんは捨ててしまいました。

お湯を沸かせなくなって困るので、新しいやかんをどうしようか考えていました。私は昔から南部鉄器のあの真っ黒いやかんに憧れていたので(私はやかんに憧れる、古い人間なのです)、よし、この機会に手に入れてやろう、と思ったのですが、デパートには美術工芸品扱いのウン万円の品ばかりだし、ネットで探しても同じようなものでウン万円からします。

そこで Yahoo! オークションにて探してみたところ、案外大量に出品されております。しかもお値段は5千円を切るレンジ。おそらく南部鉄器にもピンからキリまであって、ここに出ているものはそのキリの方なんだと思いますが、まあ私も目の利かない素人ですから、どんなパチモンをつかまされたとしても火にかければお湯はさすがに沸くでしょうから、と思って2リットルのでかいやつを購入してみたところ、素人目にはウン万円のと違いのない品が届きまして、私とっても、満足しています。ウシシ。

それがこいつ。

Cast iron kettle

取扱説明書によれば、使い始めは緑茶を布巾に入れて煮炊きしなさい、そうすれば「タンニン鉄」の皮膜ができて錆びにくくなりますよ、と書かれていましたので、早速そうしましょう、といそいそ準備をして、先月買ったほうじ茶が残っていたので厳密には緑茶じゃないけどまあ同じだろうと思ってこれをぶっこんで煮炊きすること十数分、ただでさえ芳醇なほうじ茶の香りが煮炊きされてさらに濃厚に増幅され、それに鉄の金属臭、それからおととい食べた鯖の味噌煮缶の生臭いにおいが絡み合ってからみあって、なんだか形容のしがたい、気持ちいいんだか悪いんだか良くわからないけどでもやっぱりよくないような、変なにおいでダイニングはいま満たされています。

2 Comments

  1. りん
    Posted 5 月 14, 2005 at 11:53 pm | Permalink

    うちにも似たような鉄のやかんあるよ。
    既に、ふちの辺りが少し錆びてますが。

    鉄分も取れていいはず!!

  2. Posted 5 月 15, 2005 at 8:39 am | Permalink

    錆びも体に害は無いそうだよ。錆び臭くなったら緑茶を煮立てればいいそうだ。

    緑茶ね、ほうじ茶ではなく。

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