グーグルワック (Googlewhack) というのは、グーグル検索を使った遊びの一種で、検索結果が1件になる2個の単語の組み合わせを探す、というものです。0件ではアウトです。また、単語は辞書サイトに登録されているものに限られます。
で、こんな本を読みました。
イギリス人コメディアン、デイブ・ゴーマンがグーグルワックをたどって世界を飛びまわる、というノンフィクションで、原著はけっこう売れたらしいです。
デイブ・ゴーマンのルールは、
- まずグーグルワックになっているサイトを探して、その作成者に会いに行く。
- その作成者にお願いして、グーグルワックなサイトを新たに2個見つけてもらう。
- さらにその作成者に会いに行き、またそれぞれ2個ずつグーグルワックを見つけてもらう。
- そうやって次々グーグルワックをたどっていって、デイブ・ゴーマンの32歳の誕生日までに10連鎖までいけたらデイブ・ゴーマンの勝ち。
そんな賭けを友人としたわけです。
はじめは乗り気でないデイブ・ゴーマンでしたが、小説の執筆がはかどらないので現実逃避にやり始めると、奇妙な縁に魅了されてだんだん本気になっていき、最後には小説の契約を放り出してのめり込みます。
グーグルワックなやつらは皆、普通でないやつばかり。それもそのはず、グーグルの30億のインデックスのなかで1つしか存在しないレアなサイトを作るような人間ばかりなわけですから。
見つけてもらったグーグルワックがたまたま同姓同名で知り合いのデイビッド・ゴーマンだったり、創造論者と会ったあとでまさにその創造論者をこき下ろす論文を書いた人にたまたま出会ったり、信じられないような偶然が次々に起こります。ふつうならヤラセじゃないかとか思ってしまうのですが、グーグルワックの存在それ自体が何よりの証拠。
日常なんとなしにウェブを使ってますが、天文学的な数のページがリンクでつながっているウェブって、ひょっとして奇跡と神秘に満ちた大宇宙だったりしませんか? なんてことをふと考えてしまった。おお、まさにドキュバース!
それはさておき、どんな単語の組み合わせがグーグルワックになるのか、実例をこの目で見てみたいと思ったのですが、「こんなのがグーグルワックですよ」とどこかのサイトが紹介すると、そのページがインデックスされてグーグルワックでなくなってしまい、そういうわけで、自分で探すしかないのですね。
グーグル大冒険!!