ニュースで読む2005年のローカルサーチ

オンラインの地域向け広告市場の展望についてニュース記事を集めていたらいつのまにかこんなになってしまい、日付順に並べてみると短い間にこんなに出来事があったのかとびっくりした。物好きな向きにはなんかの役に立つかと思ったのでここに置いときます。

2004年

ローカルサーチへの注目が集まり始めます。Yahoo!、Google がローカルサーチの提供を開始、また Ask Jeeves は CitySearch と提携します。10月には Google による Keyhole 買収。各社 Local/Maps 戦争に向けての布石を着実に打っていきます。

2005年1~3月

Amazon/A9 がサンフランシスコ、ニューヨークなど大都市の街頭風景をビデオカメラ付き SUV で撮影して回った Block View を公開して度肝を抜きます。また Google は Google Maps を公開(当初は北米のみ)、マウスでグリグリ動かせる Ajax 的インタフェイスで一躍評判を集めます。

2005年4~6月

Google が Google Maps に Keyhole の衛星画像を追加。Microsoft/MSN も追撃を開始。同じく衛星画像付きの地図サービス MSN Virtual Earth を公開、ローカルサーチにも乗り出します。

2005年7~9月

Google Maps API 公開。また Google Maps, Google Local の日本国内向けサービス開始、地図データはゼンリンから供給を受けます。Mashup 地図サービスの熱狂時代の幕開けです。

2005年10月~

まだ派手なトピックは無いものの各社それぞれ Local/Maps サービスの洗練を着実に進めています。Yahoo! が買収により得たパワーをどのように活かして来るかが楽しみなポイントです。また、Wi-Fi と Local/Maps の連携でそろそろ大きな動きがありそうな予感がします。

Why?

さて、検索業界がなぜ今こんなに Local/Maps 分野に駆り立てられているのか、ということについては、このへんを見てもらうとわかると思うんですが、

ヤフーとアスクジーブス、地域向け検索サービスを発表へ

市場調査会社Kelsey Groupによると、ウェブユーザーが行う検索の25%は、地域情報に関連するものだという。Ask JeevesのLanzoneによると、同社ウェブサイトのユーザーの約10%は、検索の際に「ニューヨーク」または「サンフランシスコ」のような地名を入力して検索を行っているという。YahooのLevineは、検索クエリの約5%は地域に関連するものだと見ている。

MSNもローカル検索サービスを提供へ

アナリストらは、ローカル検索市場は儲けの大きな市場でありながら、比較的未開拓の分野だと述べている。Kelsey Groupの予測によると、特定地域を対象にしたオンライン広告の総売上高は2009年に50億ドルに達し、そのうち34億ドルが検索エンジンからもたらされるという。ちなみに、2004年には同市場の総売上高は6億7000万ドル、そして検索エンジンからの売上は1億6200万ドルだった。

実は検索クエリのなかに地域の情報を探すものがけっこうな割合で含まれていて、それらの検索をきっかけに地域のビジネスに落ちているマネーがけっこうあると見られています。実は現在すでに、地域ビジネスへの大きな影響力を検索は有していて、その影響力をどう収益に変換していこうか、というのが検索業界の主要課題になっている。ということだと思います。

Web 2.0 や Ajax といった 2005年のキーワードとして上がりそうなトピックがどうもどう収益につなげられるのか良くわからん、というのと比較して、Local/Maps 分野はけっこう地についた収益が見込まれそうだ、ということもあり、2006年以降もこの領域は熱いと思います。

2 responses to “ニュースで読む2005年のローカルサーチ”

  1. 外部記憶

    クリッピング 2005.11.27.

    今週の(って別に週刊にしているわけではないですが)クリッピング。 時折見ては笑…

  2. 外部記憶

    ask.jpが地図検索を終了…

    実際使う頻度はそれほど多くはないのだけれど、ask.jpは、割と好感をもっている検索サイトのひとつ。 で、そのask.jpのオフィシャルブログで、こんなアナウンスが出ていました。 Ask.jp Of…

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