吉祥寺ビッグアップルダイナーの店長さんは元は『宣伝会議』で企画系のお仕事をされていた方なんだそうです。若いときに思うところがあって会社を辞め、ニューヨークへ渡り、飲食店での皿洗いから始められたとか。それまでに飲食店で働いた経験はなかったそうです。
その後、機会を得て1978年にニューヨーク郊外のスタンフォードで自分の店を持ち、それが現在のビッグアップルダイナーのルーツになります。スタンフォードは大都会から適度に距離があり、ちょうど東京と吉祥寺のような距離感なんだそうで、また当時の店の規模も現在の吉祥寺の店とだいたい同じくらいだったそうです。
日本風な味付けの野菜炒めや日本茶なんかのサービスが好評だったとかで、やがて NY Times 紙の覆面取材などがあって、また他数紙の記事でも評価されるなど、当時お店の評判は相当なものだったようです(当時の新聞記事は通路に貼ってあるので興味があれば読んでみては)。
2~3年のあいだスタンフォードの店を直接切り盛りされた後、店長さん自身はビザの関係などで日本に戻り、あとは他の人に運営を任せられたそうですが、結局その後はあまりうまく行かなかったとか。日本に戻った店長さんは、1980年に三鷹に出店後、移転などを経て現在の吉祥寺のビッグアップルダイナーに至っているとのことです。
店に歴史ありです。

